3代目社長の声

高橋製材所 社長インタビュー

Q.まずは、御社の理念・コンセプトをお聞かせください。

地域に貢献することですね。コミュニケーションから生まれるニーズをお客さまのライフスタイルに合わせ、ともにつくり出していくこと――これが「地域をつくる」ことの最終形態だと思っています。お客さまに喜ばれる仕事をして、満足度の高いサービスを提供していくことで、お客さまが会社を育ててくださる環境に気づき、感謝する。これが私たちのコンセプトです。

Q.高橋さまがお仕事をするにあたって大切にしていること何ですか?

よい施工をする、丁寧な対応することは当たり前です。サプライズの空間を用意し、最新情報を提供することは行動であり、ハードコンセプトです。

しかしコミュニケーションが変化している世のなかだからこそ、これからはハードだけではなくソフトコンセプトの意識を高めていかなければなりません。簡単に言えば「お客さまの笑顔をつくること」。常にお客さまに笑顔になっていただけるサービスの創出を心がけていますね。

Q.御社が持つ他社に負けない強みとは何ですか?

個性と感性でしょうか。これが私たちの宝物だと思っています。お客さまが「パートナーが高橋製材所でよかった」――こうおっしゃってくださることが当社の強みかもしれませんね。お客さまの「住まい物語」をずっと応援し続けていくことが当社らしさだと思います。

Q.御社の注文住宅がお客さまに喜ばれているのは、どんなところにあるとお考えですか?

単なる買い物では終わらないことですね。私たちの家づくりにおいては、お客さまが暮らしをデザインします。だからお客さまは暮らしのなかに喜びを感じるのだと思います。その家がどんな意識でつくられたかを、暮らしながら五感によって体感していただけるのです。

美味しいものを食べるのと同じで、住まいはライフスタイルをつくり出すことで体感しながら理解できることが喜びなのではないでしょうか?これが私たちが追求する「住育美」です。

Q.会社をやっていてつらかったことはありますか?

「つらい」っていうのは、お客さまが当社に魅力を感じないとか、頼りにしてくださらない――そんな状況が続くことです。でもそれには必ず理由があるんです。そんなときは、足元にある宝箱の紐をもう一度確認するんです。仕事って90%はつらくて、思うようにいかないものなんですよ。

私のターニングポイントは父の早すぎる他界でした。この先も当時のつらさを思い出す事はあると思いますが、人から認めてもらえるだけの仕事をここ10年で経験してきたと思えば、つらかったとか、きつかったとか、そのすべてが「感謝」につながるんです

そして、私を応援してくれる理解者がいたから今の自分がいます。これは大きな財産ですね。

でも、人間だから10%は楽しいことが必要で、これこそが「遊び心」の神髄です。少しだけの喜びがあれば、つらいこともすべて感謝に変わります。いかに、考え方の転換ができるかということですね。もがけばもがくほど、そのうち熟した答えを見いだすことができます。つらさをポジティブに変えることも自分らしさかもしれません

Q.会社をやっていて一番うれしかったことは何ですか?

長年の夢であった「お客さま物語」づくりのスタート、つまりモデルハウス「喜木里の蔵」が誕生したこと……と思いましたが、「それは違う」と気づいたんです。モデルハウスは通過点に過ぎなかったんです。モデルハウスのモチベーションは、追求した五感で感じるライフスタイルの提案であると確信しました。

自然に生まれる課題とサプライズが私の予想を超えて、お客さまの満足につながること。結果ではなく、動き出す流れと自分のやりたいことが見つかることが実は一番うれしくて楽しいことかもしれないですね。

感性でアイデアを構築すること。これはお客さまとの雑談からはじまります。流れを追うときにはテーマやコンセプトが大事になりますが、動き出すときは商品や素材が集まり、商品をつくり込む仲間がなぜか必然だったかのように私の前に現れるんです。これが現実に形となるのだから面白いですね。

やはり、形というモノは理由があって生まれてくるのです。お客さまが喜んでくれることは自分も喜びたいと思うし、その逆もあります。お客さまが、私たちとお付き合いしてくださることが喜びなんでしょうね

Q.高橋さまにとって高橋製材所とは何ですか?

私という存在をデザインするところ、自分らしさの居場所ですかね。お客さまに対しては、製材所というコンセプトを再度構築し、新しい見方を表現するような。

  • 川上:木が間伐され、キコリさんによって丸太となる。
  • 中洲:丸太を製材し、大工さんやプレカット工場によって加工される。
  • 川下:形となって家となる。形となった箱は、山への還元(お金)となって、環境保全と山の雇用を産む。

これが捨ててはいけないサイクルです。だから、その工程を形にしたかったんです。レトロな製材工場の横にあるモデルハウスに何の理由があるのか?答えは現場にあります。これは感じることなのです。家ができるということを初めて理解できる。

次世代の製材所は、「中洲」だけではなく、すべてのサイクルをプロデュースすることが役割になってきます。言葉で説明するのではなく、五感から理解できる場所を提供しなければいけませんね。

最後に、会社の今後についてお聞かせください。

私はこの会社が、住まいを考えるだけの会社ではなく、地域をつくる・守る――そんな地域のプロデュースができる会社にしていければいいなと思っています。自分としても「工務店のオヤジ」で終わりたくないし、個性と感性を活かしてライフスタイルの提案をしていきたいと思っています。

そして、私たちのムーブメントでみなさまを巻き込んで地域デザインをつくり出したいですね。そのためにはいっしょに地域をつくってくれる仲間が必要であり、自分たちの存在を形にすることが必要です。

みなさまが幸せになる理由づくりのリーダーシップ・パートナーとして存在することが、高橋製材所の役割だと思っています。

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